【感想】ユーリ!!! on ICEのオールナイト上映会がいろいろとヤバかった話。
ちゃす!窓際の腐女子(23)です。おひさしぶりッス。
「忙しいテヘペロ☆」つって忙しぶって更新してませんでした。ぶっちゃけめんどくさくなってた、自分ごめん。
少し前になりますが2/14(土)にユーリon ICEのオールナイト上映会にいってまいりやした。
この上映会の温度がヤバかった….みんなユーリ好き過ぎるよね。
まあワイも好き過ぎてもう不健康なレベルなんすけどね!
驚きポイント:映画館見たことのない混雑を見せる。
まずね、スタッフがメガホンで、「エスカレーターが大変混雑しております!」って22時に叫ぶこの情景想像できます?もうこれちょっと病気ですよね?
なによりも22時の映画館っていうのが何よりのポイントですよ。22時の映画館がさもライブ帰りのさいたま新都心かなここは?と目を疑う混雑っぷり。
地元の映画館は7スクリーンをこのオールナイト上映会のためにオープンしてました。これが全国50館でおなじような現象がおこっていると思うと、
もうこれ病気だわ。
←ユーリの下もさらに宮野かよ!というツッコミ
窓際(23)としては、ここにいる人間全員こんなアニメごときで一つの場所に集結していることがヤバすぎて、もうみんなどうしようもないね…わいも含めてな!と思ったら圧倒的絶望に襲われたよ☆彡 でもその3秒後に立ち直りやした。
仕方ないね!ユーリ面白すぎるもんね!全人類ユーリへの愛で包まれよう。
地味にうれしいユーリうちわ。
入場者にはこのうちわがもらえるという得点が当日ありました。10枚くらいうちわの柄が張り替えられるシールが入ってて、より取り見取り。キャラクターはかなり網羅されていて、ちゃんとポポーヴィッチもいるという点に勝手に制作サイドの愛を感じました。
←ビクトルはこのシーンがチョイスされておりました
一話のビクトルの滑走シーンから。
そうそう…わたしこのスタイリッシュ・どじょうすくいみたいなこのポーズめちゃすきなんです…さすがわかっている….この後の「さぁこっちへおいで両手さしのべポーズ」がかなり美しいのよね。
久保先生あらためてよくしゃべるな、と思う。
本編上映前にキャストと久保先生によるトークショーがあったのですが、そこでの裏話もさることながら、「まじでトーク止まんねえな久保先生」と思った次第ッス。
もうずっとしゃべってるよ、久保先生....
そのなかでも個人的にOMORO-!だったのが
- クリスの横にいるあの彼は久保先生の中では真澄さんと呼んでいる(キャラデザがガラかめの真澄さんにそっくりだから)
- 襟足と前髪の処理が、そうね。
- ユリオのビジュアルは久保先生の中で脈々とながれる金髪碧眼の系譜を組んだもの。
- マッカチンティッシュケースは手触り◎by諏訪部さん
- スンギルの衣装が千羽鶴by内山さん
- ホントだ。
- 男性スタッフ人気はポポーヴィッチからオタベックへ移行
いろいろおもしろかったけれども、個人的には司会を務めるテレ朝のアナウンサーのファシリテートできてなさが一番ウケました。頑張れ~
1話の勇利のモノローグはどの時点の勇利の言葉なのか。
豊永さんは音響監督の清水さんから、一話のあのモノローグは〇話のどの時点でのユーリの気持ちで、とアフレコの際にいわれていたそうな。
それがいったいどこなのか、考えながらみてみて、という豊永さんの宿題を個人的にずっと考えていて。あのシーンてこれまでの勇利とこらからの勇利の変化を決定づけるような言葉ですよね。
↑ここの何かを決意したような、期待するような顔がとっても好きです。
自分のまわりの愛、だれかに支えられている自分にやっと気づき始めた4話、あるいはかれの集大成としての12話のFSのシーンのどちらかなのではないかな~と思っています。
あとからみ返すと、このモノローグは自己完結大得意な勇利が自己完結しなくなる、そんな物語の核を決定づけるようなセリフだと思っています。
セリフのリプライズ効果
ユーリ!!! on ICE というアニメの中ではあるシーンで言われていたセリフがその後すこし形を変えながら違うシーンでも適用されることで二重の意味をもって一つのことばが深みをまして迫って来る、そんなことがあります。ミュージカルのリプライズのような効果があるのもおもしろいところですよね。
たとえば...
1話→12話
「僕の名前勝生勇利。どこにでもいる日本のフィギュアスケート選手で23才」
この12話でのセリフは本当に鳥肌が立ちまくり、目から鼻水垂れまくりでした。フィギュアスケートをあきらめようとしていた勇利がもう一度フィギュアスケートに、自分に向き直るシーン。とっても印象的なセリフを1話と12話で展開してくるこの構造~!(ジタバタ)
ひとつの点にむかって集約していく。それがユーリというアニメの美しさ。
12話分を一気見して改めて感じたのが、1話1話にこめられたエッセンスの濃さ。
ユーリというこのお話の良さの一つに、きちんと12話にむかって集約していく点にあると思っています。2期を期待する声もあるし、実際わたしも期待していますが、このワンシーズンで終わってもまったく遜色ない。むしろ2期が野暮にすら思えてくる。物語が一つの【愛】というテーマで串刺しされていて、きちんとそれが貫かれている美しさ、それがたまらない~~~!
一話ごとの要素の濃さ、メッセ―ジの濃さ、それぞれのお話が丹念に練り上げられていることがよくわかったオールナイトでした。話を展開していくうちにそれぞれのキャラに思い入れが生まれ、いろいろ要素を詰めていきたくなっただろうに、それをしていない。取捨選択をしたうえで成立しているこのアニメには山本監督のアニメへの愛と美学を感じます。
聞こえない音が聞こえる。見えないものが見える。それが映画館
あとね、やっぱり映画館っていいなって思いましたよ。
映画館の音響最強。デカいスクリーンは至宝。
子宮にひびく重低音。隅々までみたくなる鮮明さ。これこそ映画館の醍醐味…!という感じでした。1話冒頭の氷のげずれる音とかもうたまらない….!
映画館という環境が至上のものであると証明してもらいました。
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というわけで、朝までギンギンオールナイトな上映会でした。
ひとまず、ユーリは最高だね!!!エスカレーター混雑するのも仕方ないね!
人類みな兄弟、と思いながらべたべたな前髪と明け方のブスな己の顔を見ないふりしながら、のっそりおうちに帰った窓際(23)なのでした。